上野の国立博物館に阿修羅展を見に行ってきた
http://www.asahi.com/ashura/
開催終盤の週末ではあるけれど
通常18時までの開催が
金土日は20時までとなり
折からの雨で行列も短かろうと19時に上野へ出向くと
10分待ちで館内に入ることができた
先に入ったお客さんで混雑していたため
21時近くまで特別に延長展覧してくれたので
じっくり見ることができた
阿修羅展に行きながら
天平文化よりも
躍動感のある鎌倉文化の作品の方に惹かれた
一番ゾクゾクしたのが
十大弟子の彫像の衣に残るくすんだ朱の色
幾多の戦乱から1000年以上も守り通してきた
興福寺の僧たちの血の色にも見えた
色褪せた朱は錆びた血色にも似ていた
古代・中世においても
習作とか模倣とかあるようで
興福寺周辺の仏師たちは
奈良時代、天平時代、鎌倉時代など
それぞれの時代に身近にある先達の作品を取り入れ
それぞれの解釈でそれぞれの時代に残してきたそうだ
1000年経て残るのは
生き延びる運のよさと
本当に感動させる内容ある作品ということでしょうか・・・
著作権70年を飛び越えた世界が
興福寺で展開されていた
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